心の余裕

自分の時間を管理し、考える時間を作り出せているか。心に余裕を持っているか

社長のやるべきことが非常に多く、いつも時間に追われている。

 

一人になって整理したり考えたりする時間がほとんど取れないし、
昼食も抜くことが増えてきた。

 

それでも、社長が決定しなければいけないことが山積みになっている

 

たまにほんの少し空き時間が生まれるが、これは例外で、
普段は本当に心の余裕がない。

 

体ももちろん疲れているが、いつもあせり、
プレッシャーを感じているのがつらい。

 

それなのに睡眠が浅く、食欲もなくなってきた。

 

しばらく休みたいが、社長の立場でそんなことを言っていられないのはわかっている

 

社長はマネジメントが仕事だとわかっているが、優先順位を考えるのが苦手。

 

ともかく来る仕事を片っ端からかたづけることで切り抜けてきたが、
量産に向けての製造体制の確立、提携先企業との関係正常化等、
リードタイムの長い、重要な仕事はいつも後回しになる。

 

株主からも社内からも指摘されているが、目先の業務にとらわれて、
どうしても体が動かない

 

社内の会議が数時間以上にわたることが多い。

 

中々結論が出ず、社長の言うことも聞いてもらえないので、ほとほといやになる。

 

なぜ、みんな素直に言うことを聞かないのか. . . 押し切ろうとすると、
社長は横暴だと言って反発するし

 

A4メモ(176ページ「メモ書き」参照)で1ページのアクションリストを書いて管理する

 

左側には、今週絶対に実行すべきこと

 

右側には、右上から、今日絶対にやるべきことを書き、
終わったものから横線を引いて消す。

 

日曜夕方に客観的にレビューし、新たに書き直す

 

目の前の仕事をこなしつつ、リードタイムの長い最重要課題にも
確実に手を打っていくことが重要だ、社長の仕事だと認識する

 

目の前の仕事ばかりに時間をとられるのは、社長として許されない判断ミス、時間配分ミス。

 

取り返しのつかないことになる

 

社員が自分を入れて全部で3人しかいなくても、専門分野が異なっていても、
極力、他の二人を活用する。

 

それによって、自分は一番高度で困難な仕事をやり遂げる

 

社内会議は原則30分、短いものは10〜15分と時間を決めて終えるようにする。

 

慣れると30分でも十分長い。

 

ホワイトボードを活用して、論点を整理しながら進める。

 

これだけで社長のストレスは大いに減り、余裕も生まれる

 

社員全員の業務の優先順位を常に明確にして週1回は確認し、
社長の期待と各自の時間配分、取り組み順序のミスマッチをなくす