MECE(ミッシー)思考

常に頭を整理し、物事を切り分けるための「MECE(ミッシー)思考」

常に頭を整理し、物事を切り分けて考えたり議論したりできるようになるためには、
どのくらいMECE(ミッシー)思考を身につけているかが鍵となる。

 

ほとんどの人はこの点を意識していないので、訓練により確実に大きな差が生まれる
(思考能力、コミュニケーション能力、説得力に決定的な差がつく)

 

議論が混乱し感情的なやり取りも始まった場合、課題ごとに切り分け、
一つひとつ結論を出していくことが苦手。

 

結論を出したことに対して誰かが蒸し返しても、蒸し返されているのか、
次の課題の議論をしているのか自信がなく、そのまま話の脱線を許してしまう

 

人事制度上の問題点、個人の資質上の問題点、組織風土上の問題点など、
微妙で相互にからみあった課題に関して、どれとどれが重なっているのか単独なのか、
整理して考えられない。

 

部下の混乱気味の話を聞いて、うまく整理するどころか、
混乱をより助長するコメントをしてしまう

 

「自社のターゲット市場がどこなのか、市場の全体像の中での位置づけは?」、
「顧客セグメンテーションがどう分かれ、セグメンテーションのどの部分がどういう理由で
重なっているのか」などについて、通り一遍の説明はできるが、2、3質問されると
自分でも頭が混乱し、つじつまが合わなくなってしまう

 

2つの物事のどこが共通でどこは共通ではないか、常に考える癖をつける

 

今議論している物事、事柄、概念の全体像は何か、どういう相互関係か、常に考え、
図示して説明する

 

部下の話を聞きながら、論点を整理してあげる(ホワイトボード、メモ)。

 

これが格好の練習になる

 

フレームワーク、ロジックツリー、ビジネスシステムにより物事を整理する練習を繰り返す。

 

何かすっきりしない時はすぐチャートに描いて整理する

 

 

MECE(ミッシー): Mutually Exclusive Collectively Exhaustive 漏れもダブりもないこと